猫の病気の種類・症状・対策

ネコ風邪

 

 

猫のくしゃみや鼻水がひどい時は、ネコ風邪である可能性が強いです。ネコ風邪になると涙目になり、ひっきりなしに鼻汁を出したりくしゃみをしたりして、口の中がただれて痛みが出ることもあります。

 

 

この病気には二種類あり、ネコカリシウィルスにようるものと、ネコヘルペスウィルスによるものがあります。これらのウィルスに感染すると食欲がなくなり、脱水症状や肺炎を起こして危険な状態になってしまいます。

 

 

その他の原因では、鼻腔内にガンや異物が入って起こっているケースも考えられますので、先ずは動物病院で診てもらったほうが安心です。

 

 

また、何らかの病気によって発熱している時は、普段は冷たく濡れている猫の鼻が乾いてくるようになります。睡眠時や寝起き以外でも、猫の鼻が乾燥しているような場合は、熱が出ている可能性もあります。

 

 

猫の平熱は約38.0℃前後なので体温を測ってみるとよいでしょう。ネコ風邪は、抗生物質や抗炎症薬とビタミンCを朝晩与え、食事と睡眠を十分にとれば、通常は二週間程度で回復します。

 

 

空気感染で伝染力が強く、抗体は6ヶ月しか続かないので何度もかかることがあります。そのため、ネコ風邪が流行している時期には、猫を外出させるときには十分注意しましょう。予防接種を受けておけば安心です。口内炎がひどいケースには、痛みを和らげる注射もあります。